
妊婦健診は、妊娠経過が順調かどうかをチェックし、妊娠中の異常を早期に発見するためのもので、お子様とお母様にとって、非常に大切な健診です。次のような間隔で定期的に受診していただきます。
健診は予約制となっています。
・ 子宮内に胎児心拍が見えるまで | 週1回 |
・ 胎児心拍が見えてから | 2週間に1回又は1週間に1回 |
・ 妊娠12週以降 | 月1回 |
妊婦健診は自費診療となり、健康保険は適用されません。
しかし、何か症状がある場合(切迫流産など)は、その治療や検査、受診に関わる料金のみ保険扱いになります。
※表示金額は、全て税抜き価格です。
料金は予告なく変更になる場合がございます。
妊娠初期~妊娠11週6日 3,500円
※12週からの超音波検査は超音波室にて行います(付き添いの方もご見学いただけます)。
妊娠12週~妊娠21週6日 10,000円
妊娠8~11週頃 12,740円
血液型不適合妊娠の可能性を調べます。また、万が一、分娩時に大出血があると輸血が必要な場合もあるため、正確な血液型を知る必要があります。
血液型の一種です。ある種の抗体は、新生児黄疸の原因になったり、万が一のご本人の輸血の場合に参考にする必要があります。
B型肝炎抗原肝炎ウイルスの一種です。陽性の場合はさらに詳しい検査をします。また、陽性の場合はお子様にうつらないようにする為、生後3日以内にお子様に抗体の注射をする必要があります。
肝炎ウイルスの一種です。陽性の場合は、ご自身の肝機能検査が必要です。
妊娠16週までに風疹に感染すると胎児の心臓、視力、聴力に異常がでる危険性があります。妊娠初期に抗体を調べ、感染している可能性がないかどうか調べます。抗体がなければ妊娠16週まではかからないように注意します。抗体が高すぎる場合は、さらに詳しい検査が必要です。再感染などは稀なケースですが、起こりうる結果が極めて重要なことである為、当院ではワクチンの接種歴や以前の抗体価に関わらず、全ての妊婦様に対し初期と中期の2回風疹抗体価を測定しております。
妊娠中期は、2,840円
妊娠初期の検査料は、妊娠初期血液検査に含まれます。
もし感染が認められたら、先天性梅毒を予防する為に、直ちに抗生物質で治療する必要があります。
いわゆるエイズ検査です。陽性であれば専門の病院で検査が必要です。
トキソプラズマという、主にペットからうつる感染症の一種です。無症状なことが多く、妊娠初期に感染した場合、胎児に異常のでる危険性があります。陽性の場合は、更に詳しい検査及び抗生物質による治療が必要になります。
妊娠により、胎児にブドウ糖をまわそうと胎盤からインスリン拮抗作用が あるhPL(ヒト胎盤ラクトーゲン)というホルモンが産生され母体の耐糖機能は 低下する傾向にあります(妊娠中は空腹時血糖値は下がりやすく、食後は 上がりやすい)。元々、肥満であったり2型糖尿病の家族歴のある方は 妊娠後に糖尿病となるケースがあります。しかし、そもそも妊娠糖尿病は 診断基準が厳しいというのも妊娠糖尿病になる理由ではあります。
貧血がないか、血小板の数に異常がないか確認します。妊娠中は、胎児へ血液を供給するため、ご自身の血液量はふだんの1.5倍にもなります。そのため血液は薄まり、貧血の状態になりやすくなります。ひどくなると、動悸、息切れといった症状がでますし、胎児も貧血になりますので、もし貧血があれば鉄剤の内服か、または注射に通院していただく必要があります。妊娠中はふだんよりも鉄分の多い食事をとりましょう。苦手な方は、サプリメントで補っていただいてもかまいません。
妊娠8~11週頃 3,740円
異常があれば慎重なフォローが必要です。
大阪府の母子健康手帳と同時に交付されている妊婦一般健康診査受診票は、対象の週数の妊婦健診時に使用していただける場合があります。予め必要事項をご記入の上、ご使用になる日の受付時にフロントにご提出ください。なお、受診票の枚数など市町村によって異なりますので詳しくは住所地の役所にお問い合わせください。