最近、胚や胚盤胞、卵子、精子の凍結保存が増えてきています。
凍結保存の際は、氷晶による傷害を避けるためクライオプロテクタント(耐凍剤)を細胞に浸透させてから、液体窒素タンクに入れます。
専用の容器を用いるのですが、凍結容器の条件として、下記の3点が不可欠です。
①-200℃に近い低温に絶え得る。
②卵などの細胞を安定して保持できる。
③融解時に細胞を回収しやすい形状である。
これに加えて、容器自体に患者名やID番号など記入できること、できるだけ少ないスペースに収まることが望ましく、こういった条件を満たしたものが必要になります。
これらの容器を、「ケーン」という金属の器具に固定し、ケーンごと「キャニスター」に入れて液体窒素タンクに収納します。
凍結保存容器の収納数 |
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1タンク = 6キャニスター |
1キャニスター = 40ケーン |
1ケーン = 4クライオトップ |
1クライオトップ = 卵子は3コ、胚は1コ |