体調の状態と精子の状態については、相関があると説明しましたが、この前非常に精子の状態が改善された患者様がおられました。
精子の数も10倍以上に増加し、運動率も改善していました。
そのときは奥様が精液を持ってこられていたのですが、たずねてみると、最初の精液検査のあとお酒を控えるようにしたとのこと。
仕事などで完全にお酒を控えることは難しいと思うのですが、努力されているのだなと思いました。
かくいう私もお酒が弱く、缶ビール1～2本ぐらいが限界でしたが、それらをすべて、ウーロン茶とノンアルコールビールに変えました。それから、2ヶ月経ちますが、体重の減少と睡眠の改善を自覚しています。
肥満も精子形成の障害になるといわれています。飲酒はそれに伴うカロリーの摂取の増加も考慮されます。
精子の異常を指摘されて、お酒を良く飲む方はアルコールの量を減らしても良いかもしれません。
ちなみに、女性の肥満と不妊についても良く知られています。