医師の船曳美也子です。
三寒四温の春先です。体調いかがですか?
私は、この2月に寒さからか、加齢からか、40肩(50肩?)になってしまいました。
普段の生活に支障はないのですが、左腕を挙げたり、力をいれると痛みます。
早く整形に受診したいな、と医院の前を通るたびに思うのですが、いかんせん、私の仕事時間と医院の開院時間がみごとに重なっていて、なかなか受診できません。仕事を休んでまで、行くほどの状態ではないからです。
でも、不妊初診になかなか受診できない状態って、こんな感じだろうな、と思ってしまいました。
不妊って、痛みがあるわけでもなく、病院いったほうがいいよ、といわれるわけでもない。
しかも、排卵も月に1回しかない。
いつかできるだろう、病院いくのに時間もないし、今は仕事も忙しいし。夫婦二人で楽しくやってるし。
そのうち…あれ?なかなかできない。
もう30台も後半にさしかかった。もう40歳になってしまった。
そろそろ行かないとまずいかも。一度いってみよう…不妊の定義は、結婚して2年以上妊娠しない状態(アメリカは1年)とあります。
しかし、結婚が多様化している現代、はたしてこの定義は意味があるのか、と思っています。
結婚自体、平均初婚年齢28.5歳と晩婚化が進行しています。
また、結婚していても性生活は全くないカップルも多くいます。
また、事実婚のカップルもいらっしゃいます。
不妊の治療は、ひとつは女性の年齢が大きなネックになります。
40歳台より30歳台、30歳台より20歳台のほうが妊娠しやすいのは、今のところ現代科学の限界です。
不妊の定義に縛られず、お子様がほしい、という状態にあるのであれば、まず受診。
無理やり時間をつくってみては、いかがでしょうか?