看護師の紫藤です。
習慣流産というものがあります。
胎児心拍を確認した後、3回以上連続しての流産の場合をさします。
流産の確率は全妊娠の8~15%に生じるといわれており、そのほとんどが染色体の異常ですが、3回以上の流産が連続する習慣流産では何らかの異常が疑われ、精査が必要となる場合があります。
当院の不育外来では、検査としては血液検査、子宮鏡検査、流産組織染色体検査などを行い、検査の結果、原因が判明できれば妊娠前、妊娠判定直後から治療することが可能になります。
まだまだ不育症を専門で見てくれる医療機関も少ないようですが、流産を何回か経験されている方は一度、不育外来を受診され、担当医とご相談されてはいかがでしょうか。