体外妊娠

体外妊娠

理事長の中村嘉孝です。

『VOGUE』の7月号に、女優のサラ・ジェシカ・パーカーのインタビューが掲載されていました。

なぜ代理母を選択したのか詳細は明らかにされていませんが、まあ多分、仕事を優先したいというのが本当の理由ではないですか。『噂のモーガン夫妻』や『セックス・アンド・ザ・シティ2』の撮影をやめるわけにいかなかったのでしょう。

代理母には、ご存知の通り、さまざまな批判があります。
しかし本音をいうと私は、乳母を雇うことや養子を迎えることと、なんら本質的な違いを感じないのです。

生殖の問題は、同時に女性の社会参加の問題でもあります。
今はまだ人の子宮を借りなければなりませんが、いずれは人工子宮が作られるはずです。

そうなれば、多くの女性が「体外妊娠」を選択するようになるのではないでしょうか。

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「でも、あまりに不自然だわ。」レイチェルはほとんど嘆願するように言った。
「チョコレート・ビスケットも不自然ですよ。」クリスチーンは冷ややかにいって、一つつまんだ。
(『生殖革命―子供の新しい作り方』P・シンガー、A・ウェールズ著、加茂直樹訳から)