断捨離

断捨離

医師の船曳美也子です。

12月に入り、医局の蔵書整理を行いました。
毎月この本棚にある雑誌が届きます。その時は必要でなくても、あとで発表に必要になったり、読み返したくなったりするので、重要なものは蔵書として保管しています。

今はやりの断捨離、ではないですが、確かに不要なものを破棄することで、本当に必要なものがはっきりする、ということは日常生活ではよくあると思います。

ただし、卵の場合の選択は別です。今最も妊娠力のある受精卵の選択方法は形態学的なものに限られています。
なんとか、ほかの選別法はないか、受精卵の酸素消費量を計測したり、アミノ酸代謝量を計測したり、と検討されていますがまだ決定打がないのが現状です。

形態学的な基準でかなり厳しく選別されている施設もあります。が、当院では可能性は低くても、妊娠力があると考えられるものは子宮内に戻しています。
なんといっても、卵子は生命のはじまりですから。