理事長の中村嘉孝です。
手帳の季節ですね。文具店や書店には、来年の手帳の特設コーナーができています。
色々な種類の手帳があり、どうやって手帳を活用するか、ハウツー本までたくさん出ています。『夢が叶う手帳』とか『1,000億円儲かる手帳術』とか、なかなか景気がよさそうです。
手帳一つでそんなに得をするとは、私もあやかりたいと思うのですが、元来の不精で、ややこしい手帳が使いこなせず、毎年、同じ2週間見開きのスケジュール帳を使い続けています。
さて、不妊治療で夢が叶って手にするのが「母子健康手帳」。
もともとは、戦時下に富国強兵の考えで生まれた制度のようですが、母子手帳を持っていくと配給米を多目にもらうことができたため、急速に普及したと言われています。
母子手帳は、本当に得をする手帳だったのですね。
この母子健康手帳が、来春で70周年を迎えます。
日本に独自の制度で、なかなかよくできており、母子保健の向上に大いに役立ちました。
不妊治療中の皆さまが、一日でも早く母子手帳を手に、妊婦検診でお越しになられることを祈っています。