医師の船曳美也子です。
この5月9～12日フランスのリヨンで行われた欧州肥満学会で、睡眠不足と肥満の関係の研究が、また報告されていました。
また、というのは睡眠不足だと肥満になるというのは、以前から言われているからです。睡眠不足だとグレリンという食欲を高めるホルモンの分泌が増えるため、お腹がいつもよりすくというわけです。
わたしも寝不足の翌日お腹がすいて、いつもなら食べないスイーツをパクパク食べてしまう事があります。
今回は具体的な数字まで出されていました。
それによると空腹感は25%増え、1日カロリー摂取量は350～500カロリー増えてしまうそうです。
成人の健康的な睡眠時間は7～8時間です。6時間以下は睡眠不足です。
肥満と妊娠率低下の関係もよく報告されているので、妊娠しやすい体作りの第一歩として、まず睡眠不足にならないように気をつけましょう。