胚培養士の天野です。
私たち胚培養士は、様々な学会に定期的に参加しています。
今年は、日本哺乳動物卵子学会、日本受精着床学会、ASPIRE(アジア太平洋生殖医学会)、ASRM(アメリカ生殖医学会)、日本生殖医学会に行ってきました。
学会発表をすると、データをまとめる過程や会場での質問などから見えてくる事もあり、とても勉強になります。
また、シンポジウム、教育講演などでは新しい技術に関する検討や生殖医療の倫理に関する討論が盛んで、この分野が日々進歩していることを感じます。
その一方で、数年前には多くの施設が取り上げて注目を集めていた高額な機械を用いる技術が、従来法と差がないということで殆ど取り上げられなくなっていることもあり、ARTの成績は胚培養士の技術にかかっていることを痛感しました。
学会で学んだ事、感じた事を今後の業務に生かしていきたいです。