日本受精着床学会(看護部)…その1

日本受精着床学会(看護部)…その1

看護部の山口です。

大分にて開催された受精着床学会に行ってきました。

今回、看護部として学会に参加するのが初めてだったのですが、受精や着床に関する学会なので講演者は医師やエンブリオロジストばかりかと思いきや、看護師、心理士、福祉士など様々な職種の方が講演されており、改めて、不妊治療は‘チーム医療’で望むものだと感じました。

色々な演題がある中から特に考えさせられたのが、患者様からのアンケートによる調査結果の発表で、患者様のリアルなご意見を分析し、今後の対応につなげるという内容でした患者様からの要望として多かったのが、自分自身の可能性を知りたいというものでした。
しかし、「可能性がなくはない」はどっちになるのでしょうか?

可能性は無限大ではないですが医療の現場において、可能性○%という数字は、善し悪しです。
どう捉えるかによって様々な意味をもってしまうため、迷いの原因になります。

何パーセントしかない なのか 何パーセントもある なのか…

でも、私自身は迷うなら、した方が良いと思います。
“後悔先に立たず”です。ましてや、不妊治療において重要なのは、やはり卵巣年齢です。
時間があまり経たないうちに決断した方が選択肢は広がります。

そんなことは分かっている、でも迷うんだ。という方は外来受診の際、いつでもご相談ください。