オーク会事務部です。
新年あけましておめでとうございます。
不妊に関するニュースをまとめて、定期的に発信しています。
客観的な事実に基づいたニュースをお届けします。
2015年1月の主なニュースです。
*>精子や卵子になる生殖細胞=人間の万能細胞から作製-英ケンブリッジ大など*
- 人間の万能細胞を始原生殖細胞へ変えたことを発表
- マウスでは成功しているが、人間で成功したのは初めて
オーク会からのコメント
英ケンブリッジ大学とイスラエルのワイツマン科学研究所の研究チームが、人間の万能細胞を利用して卵子や精子の元となる、「始原生殖細胞」に変化させる実験を成功させました。
この実験で利用した万能細胞は、「胚」と呼ばれる成長した受精卵から作った「胚性幹細胞(ES細胞)」と、体細胞へ因子群を導入して作った「人工多能性幹細胞(iPS細胞)」の2つです。
これらの細胞を利用して完成したのは、卵子や精子になる前の生殖の元となる「始原生殖細胞」という細胞です。まだ始原生殖細胞を卵子や精子にするには技術的な課題が残っていますが、実現すれば卵子、精子の形成の解明や新しい不妊治療の手段になると言われています。