培養士の佐治です。
10月19日から21日までアメリカボルティモアで開催された学会(ASRM)で発表をしました。
当院では、卵胞液中のある物質に注目し、物質と卵子の成熟率や受精率の相関について研究した結果を発表しました。
早朝7時からのポスターセッションにもかかわらず、結構な人出でパンケーキなど朝食をかじりながら皆ポスターの前で立ち止まり、熱心に見入っていました。
当研究における今後の課題など、世界各国の最先端で活躍する研究者と議論し、とてもいい刺激となりました。
隣では韓国のクリニックが当院でも取り組んでいる未成熟卵の体外成熟培養について発表しており、同じアジア内でも韓国と日本の取り組みの違いなどを知り、今後の体外成熟培養法のさらなる向上に役立てていきたいと思います。
国際学会は日本と他国、特に欧米との現状の違いや世界の情勢を知る貴重な機会となっています。