オーク会検査部です。
生殖医療関連の学会はたくさんあり、私たち培養士もそのうちのいくつかに所属しています。
各学会の学術講演会が毎年開催されるので、特に培養業務に関連の深い学会(主だったところでは、日本臨床エンブリオロジスト学会、日本卵子学会、日本受精着床学会、日本生殖医学会、ASRM(アメリカ生殖医学会)、ESHRE(ヒト生殖医学会)など)には、各自年1回は参加するようにしています。演題の発表をしたり聞いたりするだけでなく、企業の製品紹介のブースを見たり、他施設の培養士さんとの交流があったりと、毎回有意義に過ごしています。
今年は新型コロナウィルス感染症の影響で、大きな学術講演会は殆どWeb開催になってしまいました。自分の発表は事前にスライドの動画と音声データを提出したら完了。気になる演題や公演は、会期中ならいつでも何度でも見られるし、開催地への移動の必要がないので培養室を留守にする心配をせず参加できるというメリットもあるのですが、なんとなくもの足りない気がしました。
…ちょっとした旅行気分を味わえるのも(学術講演会は全国各地で開催されるので、ご当地グルメや空き時間に観光など)、学会に参加するときの密かな楽しみだったのに!
新型コロナウィルスには早く収束してほしいものですが、最近はまた感染者数が増加しているので、なかなか以前の日常には戻れそうにないですね。
現在開催中の第65回日本生殖医学会学術講演会も、やはりWeb開催です。一般の方向けの講演(下記)もありますので、興味がある方は視聴されてはいかがでしょうか。
第65回日本生殖医学会学術講演会・総会
市民公開講座「働く女性の不妊治療-with コロナと保険導入の時代を見据えて-」
2020年12月3日(木)~2020年12月23日(水)