学会報告:日本産科婦人科内視鏡学会

学会報告:日本産科婦人科内視鏡学会

2024年9月12日から14日まで、東京で開催された日本産科婦人科内視鏡学会に参加しました。私はこの学会の一分野である子宮鏡研究会の役員を務めており、学会の一環として開催された子宮鏡ハンズオンセミナーを視察してきました(写真)。これは、子宮鏡研究会の役員による指導のもとに、実際に最新の器具の操作を体験できるもので、多くの産婦人科医師が参加し、熱心に取り組んでいました。

近年、子宮内膜ポリープは不妊症や着床不全の一因として注目されています。そのため、ポリープの早期発見と適切な治療が重要です。今回のハンズオンセミナーでは、細径子宮鏡を使用した子宮内膜ポリープ切除術に関連する最新の装置が紹介されました。当院でもこのシステムをいち早く導入しています。これにより、精密かつ安全な子宮内手術を日帰りで実施することが可能となりました。今後とも患者さんの負担を軽減しながら、着床率を向上させる治療法を提供してまいります。

■第64回日本産科婦人科内視鏡学会学術講演会
会期:2024年9月12日(木)~14日(土)
会場:都市センターホテル、砂防会館

HP:http://jsgoe64.umin.jp/