色々なご批判をいただいていて、どの患者様のどのような事例だったのか全力で事実確認するようにしているのですが、半分くらいは不明のままです。
受診中の皆さまには毎度、診療後にお渡ししているアンケートにお書きいただくと、当日中に私を含め責任者に回覧されるようになっていますので、宜しくお願いします。(よくあるご意見にはホームページ上でご回答するつもりなのですが、私の怠慢で着手できずにおり、すみません)
正直なところ、Googleの口コミについては開業医からの集団訴訟があるほどで、難儀なことですね。
一方で、なぜか数百件もの素晴らしい口コミが並んでいるところもあります。言うまでもなく業者によるサクラなのですが、中には真に受ける方もいる。
それに、たとえサクラとわかっていても、ポジティブワードが並ぶ方に吸い寄せられてしまうのが人間心理の難しいところですね。
また、医療というのは技術だけでなく人間としての関係性が大事ですので、どうしても医師や看護師との相性があるのも事実です。
私が言うのも何ですが、特に医者は癖のある人が多くて申し訳ないです。ただ、私を除いて根は患者さん思いのいい先生方、スタッフばかりですので、良い面もぜひ見て頂きますようにお願いします。
さて、西成区のディープなエリアに半年先まで予約が取れない焼肉屋があります。
商店街の外れの横丁で、エアコンすらない狭いカウンター8席だけ。店主一人でやっているのですが、この大将が偏屈なのです。
接客が酷く、失礼な物言いをするので有名で、中には泣き出した女性客もいるとか。私の知人にも「不愉快だ、二度と行かない」と激怒している方が数名います。
そういう訳で、私も人から誘われても断っていたのですが、ある時、その店の常連だというスナックのママに「どうしても」と言われて、一緒に行く約束をしてしまいました。
で、戦々恐々で行ったのですが、意外に普通。
途中で「しゃべらんと早よ食え。肉が焦げるやろ」とか言われるのですが、本人はジョークのつもり。
西成に生まれ育ち、今も西成区民の私にとって、近所の商店街の親父というのは、皆、そんな感じ。シャイなだけですね。
帰り道、一緒に行ったママにそう伝えたところ、
「そうなのよ。優しい人なんだけど、わざとあんな言い方するから誤解されてるだけ。ただ、イケメンのお客さんだけには本当に厳しいけど」
ちょっと、納得いかないです。
医療法人オーク会 理事長 中村嘉孝