オーク会事務部です。
不妊に関するニュースをまとめて、定期的に発信しています。
客観的な事実に基づいたニュースをお届けします。
2015年8月の主なニュースです。
*不妊治療:「産んだ女性が母親」自民部会が特例法案了承
http://mainichi.jp/select/news/20150805k0000e010176000c.html
(2015/8/5 10:55)
<このニュースのポイント>
- 卵子提供や代理出産で産んだ女性を母親、精子提供では提供に同意した夫を父親と定められることが自民党の法務部会と厚生労働部会が特例法案として了承した
- 今回の特例法案は100年以上前にできた民法と現代の法律の隙間を埋め、遺産相続や国籍などをめぐる当事者間の争いが起きないようにする狙いがある
<サマリー>
自民党の法務部会と厚生労働部会の合同部会は「卵子提供や代理出産で妊娠・出産した際の女性を母親とし、精子提供では提供に同意した夫を父親と定める」とする民法の特別法案を了承しました。
従来の民法では第三者が関わる妊娠・出産を想定していないため、治療を依頼した夫婦と第三者のうち誰を親とするのか法律上に明文がありません。
不妊治療技術の進歩によって複雑化し、数も増えてくるため生まれた子の法的な立場を安定させることを目的として今回の特例法案が出されました。
今回の場合、不妊治療に限定した規定になるため、民法の改正ではなく、議員立法による特別法案としています。
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