大阪府卵子凍結助成金事業

大阪府卵子凍結助成金事業

医師の船曳美也子です。
いよいよ東京都につづいて、大阪府でも卵子凍結に対して助成金が申請できるようになりそうです。2月4日付けの産経新聞によると、プレコンセプションケアの一環として行われ、18~39歳の女性で、希望者は、卵子凍結について学ぶオンライン講座をきいたのち、AMHというホルモン検査(採血)をします(費用助成10,000円)。


この検査で一定の基準を下回った場合、または、検査や講義をうけていなくても早発卵巣不全という診断がなされた場合の方が、助成の対象になるとのこと。助成は、1回20万円まで、また凍結代は1年2万円、使用するときも1回25万円まで、を6回、40~42歳は3回まで受けられるようです。東京は、とくに基準をもうけていませんが、そこは資金力の違いといいましょうか・・万博もあるので仕方がないですね。


ただ、すこしでも、将来の妊娠の可能性を残すための治療に助成がつけていただけるのはいいことだと思います。特に、生殖年齢の女性の10%が罹患しているといわれる子宮内膜症の場合、卵巣のう腫が大きかったり、のう腫摘出手術をすると卵子が減ることがわかっています。
でも、将来の妊娠をあきらめないで、がんばっていきましょうね!また、こういう将来の妊娠につながる治療は全国に広まってほしいと思います。


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