医師の船曳美也子です。
先週末より国際肥満学会(ICO2010)で発表するためストックホルムに出張していました。「日本の不妊女性において肥満が妊娠結果に与える影響」というタイトルで発表しました。
発表時にはロンドン大学の教授から、いろいろ質問をうけました。
その方は、偶然にも、世界で初めて体外受精を受けた女性の関係者とのことでした。で、不妊治療の説明をしたり、またその方の娘さんは、やせの排卵障害があったので、その治療法などについても話しました。
国際肥満学会は4年に一度しかないのでその分野での変化がよくわかります。
前回オーストラリアでの学会に参加したときは、肥満そのものが各種疾病の病因になるといった話が多かったですが、今回は、小児肥満の問題、心理学的問題、疫学、さらに肥満細胞がなぜ病因となるのか病理学的研究、などが注目されていました。
展示ブースでは、低カロリーフォーミュラ食などで、興味深いものもあったので、また、当院のダイエットプログラムにも利用したいと思います。