理事長の中村嘉孝です。
チリの落盤事故、全員が救出されてよかったですね。ネットでニュースをみるだけなので、あまり詳しくは知りませんが、いろいろなドラマがありました。
大統領のパフォーマンスとか、映画化が決定してタイトルも決まったとか、独占インタビューの出演料交渉とか、奥さんと彼女のどちらが出迎えるかで揉めたとか…。
なかなか、人間的でうれしくなりました。私が一番気になったのは、費用のことです。
今回は数十億円らしいですが、数百億、数千億かかる場合は、どうしたらいいのでしょうか。
技術の高度化によって、今まで助からなかった命が助かるようになったわけですが、一方でその費用は途方もないものになります。
同じように、医療問題の本質も、結局はお金の問題です。払えるお金より技術的にできることの方が多くなっているからジレンマに陥るわけで、現在いわれているような「医師不足」が問題なのではなく、本当は「医療過剰」が問題なのです。
エスペランサ、希望と名づけられた女の子の誕生が、象徴的な出来事でした。