理事長の中村嘉孝です。
先々週は、日本産科婦人科学会に参加するため、札幌にいっていました。
以前は、全国から集まりやすくて、大きな会議場もある京都と横浜で、交互に開かれていたのですが、「そのまま続けるのもどうか」ということで、数年前から全国各地で開かれるようになりました。
ただ、札幌にはまとまった人数を収容できるだけの施設がないのか、今回は会場が3ヶ所に分かれてしまい、シャトルバスで行き来しなくてはならなかったのが少し不便ではありました。
学会では、ドナー卵で妊娠した場合と自己卵で体外受精した場合の周産期リスクの違いなどの発表を、興味深く聞きました。
もちろん、それらの報告にあるドナー卵での妊娠というのは、海外に体外受精を受けに行かれた方々の症例です。不妊治療が進歩し、社会の認識が変わるなか、日本産科婦人科学会の姿勢が、そのままではいけません。
さて、帰りの空港で少し時間があってうろうろしていたら、ラーメン店のあつまっているコーナーを見つけました。しかし、子どもの頃に一度、「北海道ラーメン」を食べたのですが、バターとコーンが入っていただけで、あまりおいしいと思えず、それきり食べたことがありません。
ところが、看板をよくみてみると、「北海道ラーメン」といっても、「北海道にあるラーメン店」というだけで、中身はいまどきの「店主こだわりのラーメン」といった感じで、多種多様のようです。これは、認識不足でした。
とりあえず、一番はやっている店に入って、注文をしようとメニューをみたら、一番人気に『そのまま』と書いています。隣の先客も、「そのまま」と注文していたので、私もとりあえず「『そのまま』を一つ」と注文しました。
しかし、なにが「そのまま」なのかはよくわかりません。
店員も忙しそうで、とても聞けるような状態ではありません。まあ、美味しかったので、どうでもよいことではありますが、そのままラーメンを食べ終えて、そのまま飛行機に乗って帰ってきました。