ミャンマー

ミャンマー

理事長の中村嘉孝です。

ヤンゴン市街1

なぜかミャンマーに行っていました。
メンバーになっている経営関連の団体の産業視察団で、ティラワ特別経済区とかミンガラドン工業団地を視察し、大使館や貿易振興会を訪問するなどと、工場建設をお考えの皆さまには充実の内容なのですが、なんのために医者がやってきたのか、ミャンマーの方々も、さぞかし不思議だっただろうと思います。

軍政から民主化に移行し、経済制裁が緩和されたばかりとあって、飛行機も視察や商談のビジネスマンで一杯でした。
先月、60年ぶりにコカコーラの販売が再開されたところで、今はまだ、マクドナルドもスターバックスもありませんが、一年もすればヤンゴンはすっかり様変わりするのでしょう。

案内の女性に聞くと、驚くべきことにミャンマーでも子どもは二人くらいしか産まなくなっているとのこと。もちろん、都市圏のインテリ層の話だと思いますが、近代化が進むにつれて少子化が進むのは、世界共通の現象でした。

もちろん、農村部の発展はまだまだ時間がかかるでしょう。
移動の途中、集落で、民家のトイレをお借りしたのですが、台所からトイレまで無数のハエが張り付いており、裸足で踏まずに移動するのに苦労をしました。
しかし、トイレを借りに来ただけの迷惑な客に、嫌な顔一つせずに案内していただき、「敬虔な仏教徒が多く、温和で誠実」と言われる国民性を感じました。

アウンサン市場では、間違えてお札を一枚余計に払ってしまったのですが、後で気づいたお店の子が、市場の中を探し回って返しにきてくれました。せこい値引き交渉をした自分を、つくづく恥じ入った次第です。