理事長の中村嘉孝です。
報道もされているので、ご存知かも知れませんが、子宮頚がんの予防ワクチン「サーバリックス」が入手困難になっております。
製薬会社から本日届いた通知では、7月ごろには流通が安定化する予定だとのことですが、当面の供給数については、まだ連絡がありません。
患者様には大変、ご迷惑、ご心配をお掛けしますが、詳細が判明するまで、今しばらくお待ち下さい。
ところで今回の事態は、中1から高1の女子生徒への自治体の公費助成が、急に決まったためです。期限付きの予算ということもあって申し込みが殺到したのかもしれませんが、ETCやエコポイントではあるまいし、できれば需給の様子を見ながら、対象者を段階的に導入するなどして欲しかったと思います。
今回は、行政というより政治の問題なのかもしれませんが、最近は、厚生行政の突発的な通知で振り回されることが増えています。行政担当者も、何かあるとすぐに批判されるので気の毒だと思いますが、もう少し大局的見地で取り組んでいただきたいと思います。
状況がわかり次第、また、ご報告いたします。