オーク会事務部です。
不妊に関するニュースをまとめて、定期的に発信しています。
客観的な事実に基づいたニュースをお届けします。
2015年2月後半の主なニュースは次の3つです。
*遺伝病持つ母親の卵子の核部分移植、体外受精認める法律 英で成立
(2月26日)
- 【英】世界で初めて体外受精を行うことを認める法律が成立
- 生まれてくる子どもは両親とドナー女性の3人の遺伝情報を引き継ぐ
- 早ければ2016年に「3人の親」を持つ赤ちゃんが誕生
<サマリー>
2月24日、イギリスで体外受精を行うことを認める法律が世界で初めて成立しました。
これは母親が「ミトコンドリア病」の場合、生まれてくる子どもが煩うのを防ぐためのものです。
この技術は、ドナー女性の健康な卵子から、核だけを取り出し母親の卵子の核に移植することで体外受精します。そのため、生まれてくる子どもは両親にドナー女性を含めた3人の遺伝子を引き継ぐことになります。
ミトコンドリア病の子どもを持つ父親は「わたしたちだけではなく、多くの家族にとって、ミトコンドリア病にならない子どもを持つ大きなチャンスです」と語っています。
*杉山愛「どんなことでも応援する」不妊治療支えた夫の言葉(2月26日)
- 元プロテニス選手の杉山愛さんは不妊治療を経ての妊娠
- 不妊治療を始めて半年で妊娠が判明
- 現在は妊娠5か月が経ち、安定期に入っている
2月16日、元プロテニス選手の杉山愛さんは妊娠していることを明らかにしました。
杉山さんは不妊治療を経ての妊娠となり、現在は5か月が経ち、安定期に入っているそうです。
*群馬)館林と邑楽5町が不育症治療支援へ少子化対策(2月13日)
- 館林市で不妊治療の一部として認めている不育症への助成を拡充
- 不妊治療助成と妊娠後支援も合わせた対応を約束
<サマリー>
館林市では、習慣流産や、不妊治療の一部として認めている不育症治療への助成拡充を計画しています。
また、明和町では流産や死産をした母親とその配偶者に、30万円を上限に医療費助成を行うことを計画しています。他の町でも同様の計画が進められていて、いずれも少子化対策を目的として行われています。
更に大泉町と邑楽町では、既に取り組みがされている不妊治療助成に加え、妊娠後支援も行うことで、出生数の増加を図る対応を約束しました。
当院では、体外受精セミナーを定期的に開催しています。詳細はこちらまで。