医師の田口早桐です。
今月下関で行われた、日本生殖医学会で、当院からERA(着床の窓の検査)の成功例についての発表を行いました。
発表者は、銀座院の太田岳晴先生。
検査の開発者である、バレンシア大学とスタンフォード大学教授の、Carlos Simon教授とも活発な意見交換を行いました。
当院は、この検査の有効性を確認するための世界規模でのRCT(ランダム化比較試験)に参加しています。
また現在は子宮内膜細菌叢と着床能について、教授とさらに共同研究を進めているところです。
着床に胚のクオリティが大切なのは言うまでもありませんが、貴重な受精卵ですから、内膜の着床環境をきちんと精査した上で移殖に臨むほうがよいと思います。
今後も着床を高めるために、内膜の側からもさまざまな取り組みを行っていきたいと思います。