医師の田口早桐です。
前回の続きです。
加えて自然周期は、採卵前の排卵や、採卵してもempty follicle(空胞)、つまり卵子が卵胞内に無かった、ということも、あります。
実際、実感として5%程度、発生していると思います。
もちろん、自然周期を選択することになった背景として、卵巣予備能の低下や年齢因子が大きいので、その背景自体が上記のようにうまくいかなかった要因として影響している可能性は否めません。
が、卵巣がある程度排卵誘発刺激に反応するのであれば、成功率を上げるという観点からは、あえて自然周期を選ぶよりも刺激周期を選択したほうが良い、というのが、私の考えです。