中期(12週~22週未満)の中絶:手術の流れ

中絶手術は、受診していただいてのご予約が必要です。
一般的に、前処置を3回行ったのちに入院となりますが、前処置の回数は、数週や胎児の大きさなどによって異なります。
※記載の金額は、予告なく変更になる場合がございます。

前処置

ラミナリア桿

中絶手術時に子宮頸管が無理なく開くようにするため、手術に先立ち、外来にて「前処置」を行います。
これは、ラミナリア桿(またはラミセル)※という細い棒状のものを頸管(子宮の入り口)に挿入する処置です。
この処置を2日ほどかけて本数を増やしながら繰り返し、頸管を拡張していきます。
回数は、週数や胎児の大きさ、頸管の状態などにより異なります。

※ラミナリア桿、ラミセル
細い棒状のもの。
水分を吸収して徐々に膨張し、子宮頸管を広げます。
中期中絶の際は、本数を増やしながら前処置を数回繰り返し、最終的には十数本挿入します。

中絶手術

子宮頸管がある程度拡張したら、個室での入院となります。

子宮の中に、メトロイリンテル(通称バルーン)と呼ばれる水風船のようなものを入れ、それを牽引することで子宮収縮を促し、頸管をさらに拡張させます。

メトロイリンテル

※メトロイリンテル
しぼんだ状態で子宮内に挿入し、バルーン内に150mlの蒸留水を注射器で注入していきます。
一晩かけて400gのおもりで牽引し、子宮頸管を開大させます。

矢印

バルーンが脱出したら、プレグランディンという子宮収縮を促す薬剤を使用して人工的に陣痛を誘発させ、出産と同様の形で胎児を娩出します。
麻酔は行いません。

予約について

受付時間内にお電話の上、予約をおとりください。

各院によって取り扱いが異なりますので、来院前に必ずお問い合わせください。
銀座院は不妊治療のみの取り扱いになります。

医療法人オーク会
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