妊娠するには様々なホルモンが影響します。
これらのホルモンの分泌量が適正なものか調べることで自身の子宮や卵巣の機能を確認できるほか、排卵障害など有無を確認することもできます。
各ホルモンには生理周期に応じた検査に適した時期があります。
AMH (アンチミュラー管ホルモン) |
検査時期:生理周期のどの時期でも可。
AMH(アンチミュラー管ホルモン/Anti-Mullerianhormone)とは、発育過程にある卵胞から分泌されるホルモンで、女性の卵巣予備能を知る指標になると考えられています。 |
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FSH (卵胞刺激ホルモン) |
検査時期:生理開始1-5日目、正常値:2.7~9.8 mlU/ml 以下。
卵胞の成熟を促すホルモンで、卵巣予備能の指標となるホルモンです。 |
LH (黄体化ホルモン) |
検査時期:生理開始1-5日目、正常値:1.4~12.8 mlU/ml 以下。
脳の下垂体から分泌され、排卵や生殖機能に関係の深いホルモンです。 |
PRL (プロラクチン、乳汁分泌ホルモン) |
検査時期:生理開始1-5日目、正常値:4.3~32.4 ng/ml 以下。
脳下垂体前葉から分泌され、乳腺に作用し、乳汁の産生・分泌を調整するホルモンで、主に視床下部のドーパミンにより抑制されています。 |
E2 (卵胞ホルモン) |
検査時期:卵胞期(低温期)、19.5~144.2 pg/ml 程度。
卵胞の発育に伴って卵胞内の顆粒膜細胞から分泌されるホルモンです。 |
P4 (黄体ホルモン) |
検査時期:黄体期(高温期)、1.2~30.0 ng/ml 程度。
排卵後の卵胞は黄体と呼ばれ、その中の黄体化した顆粒膜細胞から分泌されるホルモンです。 |