採卵後4~7日目まで培養し、発育した胚や胚盤胞のみを移植、凍結する方法です。
早期に分割を停止した胚を除去し、厳密に良好胚を選別することができます。
初期胚とコンパクション(3~4日目)以降の胚や胚盤胞では必要とする栄養が異なるので、長期培養の際は3日目に培養液の種類を換えます。
最近では、培養液の改良が行われ、初期胚から胚盤胞まで培養可能な培養液もあります。
0日目 |
採卵
媒精又はICSI |
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1日目 | 前核期 |
初期胚のエネルギー源は
ピルビン酸
ピルビン酸を多く含む
培養液
ヒトの卵管液に近い組成
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2日目 | ||||
分割期 | ||||
3日目 | ||||
4日目 |
コンパクション
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ヒトの場合、
8細胞以降で コンパクションとなり、 エネルギー源は グルコースに変わる
グルコースを多く含む
培養液
子宮に近い組成
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5日目 |
胚盤胞
初期胚盤胞 |
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拡張胚盤胞 | ||||
脱出胚盤胞 | ||||
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着床妊娠 |