提供精子を用いた人工授精（AID）実施施設承認のご案内

この度、オーク住吉産婦人科は、日本産科婦人科学会の見解「提供精子を用いた人工授精に関する登録」の登録申請が承認され、AID実施施設として登録されました。

生殖補助医療（人工授精及び体外受精）は、日本産科婦人科学会の見解により妊娠を希望するご夫婦（事実婚を含む）の配偶子（卵子及び精子）を用いる場合にのみに制限されています。

不妊の原因は様々ですが、男性側の要因によるものがあります。
例えば精子の数が少ない場合や精子の運動に問題がある場合です。
精子の数が少ない場合や運動に問題がある場合は顕微授精（ICSI)により精子を直接卵子に注入して受精させ妊娠することが可能です。
また精子が精液中に見つからない場合でも精巣内に精子がある場合には、精巣内精子採取術(TESE)により精子を回収することができます。

しかし、TESEを行っても精子を回収できない場合があります。その場合には、残念ながら配偶者（パートナー）の精子を使って妊娠できる可能性はありません。

今回提供精子を用いた人工授精の実施施設として登録されましたので、そのようなカップル（注）に提供精子を用いて人工授精を実施することが可能となりました。
これにより、これまでは妊娠をあきらめざるを得なかったカップルの妊娠をサポートできるようになりました。

提供精子を用いた人工授精に関するご質問は、医療法人オーク会ヘルプセンターまでお問い合わせください。

【問い合わせ先】医療法人オーク会ヘルプセンター
電話：0120-009-345

注：提供精子を用いた人工授精は、その方法以外の医療行為によっては妊娠の可能性がない、またはそれ以外の方法で妊娠した場合に母体や胎児に重大な危険が及ぶと判断される場合に実施の対象となります。