オーク会は、不妊治療における最新の情報や技術を得るとともに、当院での研究成果を発表するため、国内外で行われる学会に積極的に参加しています。
「Serum α-klotho concentrations during preimplantation predict clinical pregnancy rates regardless of BMI in pre-pregnancy」
着床前の血清α-klotho 値はBMI 値に関わらず、臨床的妊娠率を予測する。
(Funabiki M, Taguchi S, Nakamura Y)
「血清および卵胞液中の FGF23及びαKlotho 値が卵子に及ぼす影響」
(佐治史惠、天野奈美子、小畠美智子、髙野智枝、Louise K Young、川北彩夏、石川瑞紀、中村嘉孝)
当院では、これまでも数々の臨床研究を実施したり、外部機関と共同研究を行っています。
今回は、世界11ヶ国が参加して行われるERA検査の臨床試験に参加することになりました。11ヶ国もの参加は、国際的な臨床研究として最大規模のものです。
臨床研究の開始に当たり、研究の主幹機関であるイゲノミクス社(本社:スペイン)から研究者が来院され、説明会が行われました。
ドクターと検査部を中心に各部門の責任者が参加し、研究の目的や意義、試験の方法などについて説明を受けました。
説明会後は質疑応答となり、臨床研究に関することはもちろんのこと、ERA検査についての情報交換などが活発に行われました。
臨床試験の実施に伴い、当院でIVF を希望される患者様に参加をお願いしております
(参加基準が設けられているため、参加基準を満たす方のみとなります)。
詳しくは、スケジュールが決まり次第ご案内させていただきます。
出張中のドクターは、テレビ会議システムを利用して説明会に参加しました。
オーク会では、このシステムを患者様とのコミュニケーションツールとして活用することを検討中です。
詳細が決まり次第、ご案内させていただきます。
患者様からのお便り
一人目もオークで体外受精を受け、元気な女の子を出産でき、今回も体外受精1回目で妊娠し、無事男の子を出産すことができたのは、とても嬉しく幸せな毎日 を送っています。
ありがとうございました。〔I様〕
東京大学大学院薬学系研究科の研究グループは、受精にかかわるタンパク質で、精子表面にある「イズモ」と卵子表面にある「ジュノ」、そして両者の複合体の3パターンについて詳細な立体構造を明らかにした。
この結果、精子と卵子の結合がどのような相互作用によって起こっているのかが分かり、イズモとジュノの結合を阻害するようなホルモンを使わない新しい作用機構の避妊薬の開発などが期待されいる。
一方で、膜融合の過程には、複合体の構造変化や未知の分子が関与している可能性があり、さらに詳細なメカニズムの研究が必要という。
これらの分子を測定するなどの研究は不妊治療に役立つと考えられている。
今年1~2月、厚生労働省研究班が男性不妊に関するアンケートをインターネットで実施し、男女333人から回答を得た。
精液検査を受けたのは297人。
うち3割近くは「精子がゼロかそれに近い状態」で、「ほとんど問題なし」とされたのは約1割。
精液検査を受けた人(297人)のうち、時期を尋ねると、「女性の検査と同時期に受けた」が116人(42%)で、「女性が検査を受けた後」が129人(47%)、「男性が先」と答えた人も28人(10%)いたが、約半数は女性が先に検査を始めていた。
不妊の原因は男女半々とされる。研究班では「原因に気づくのが遅れるほど、不妊治療の期間が長くなる治療を始める時は必ずカップルそろって検査を受けてほしい」と呼びかけている。
特 技 | バドミントン |
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趣 味 | おいしいものを食べる |
好きなもの | もつ鍋 |
メッセージ | 少しでも皆様のお役に立てればと 思っています。スムーズに診察を受 けていただけるよう、受付スタッフと してお手伝いをさせていただきます。 |