オーク会で実施している胎児診断

胎児診断外来とは

胎児診断外来は、安心して妊婦生活を送るためにあります。
出生前検査からお腹の中の赤ちゃんの情報を得て「赤ちゃんが重い病気や障害を持っているか、いないか」を調べることができます。
もし、何か問題を抱えていることがわかった場合は、以下のことなどを医師とともに夫婦が検討していくのが胎児診断の目的になります。

１、胎内発育に問題はないか
２、どのように出産したらいいか
３、生まれてから、どのように育つか、また育てれば良いか
ただし、検査により全ての問題がわかるわけではありません。しかし、高い確率で先天性疾患などを見つけることができます。

ご相談に見えるカップル

• ● 赤ちゃんの健康や病気について心配、不安に思っている
• ● カップルの年齢が高い
• ● これまでの妊娠、出産で赤ちゃんの染色体に問題があった、または可能性を指摘がされた（21トリソミー(ダウン症候群)、18トリソミー、13トリソミー）
• ● カップルのどちらかに染色体構造異常がある

胎児精密超音波検査

検査時期

• ● アーリースキャン／胎児精密超音波検査・・・妊娠11週
• ● 初期胎児精密超音波検査…妊娠12～14週
• ● 中期胎児精密超音波検査…妊娠18～20週
• ● 後期胎児精密超音波検査…妊娠28～30週

通常の妊婦健診の超音波機器よりも精度の高い超音波機器を用いて、お腹の赤ちゃんの異常や血液の流れなどを詳しく調べることができます。染色体異常によって生じる体の一部の形態異常が判明することもあります。

NIPT（新型出生前診断）

検査時期

• ● 妊娠10～16週

母体血液に含まれるお腹の中の赤ちゃんのDNAを調べるスクリーニング検査です。NIPTでは、21トリソミー（ダウン症候群）、18トリソミー、13トリソミーについての可能性（陽性、陰性、判定保留）がわかります。

▶ NIPTの検査方法

▶ NIPTの結果からわかること

▶ NIPTの料金

クアトロテスト

検査時期

• ● 妊娠15～17週

母体血液に含まれるお腹の中の赤ちゃんや胎盤からつくられる４つの成分（AFP・uE3・hCG・インヒビンA）を調べる検査です。21トリソミー（ダウン症候群）、18トリソミー、開放性神経管奇形（無脳症や二分脊椎など）である確率がわかります。
妊婦様の年齢が高くなるほど、ダウン症候群や18トリソミーのお子様が生まれる確率が高くなります。

▶ クアトロテストの検査方法と検査時期・料金

▶ クアトロテストの結果からわかること

絨毛検査

検査時期

• ● 妊娠10～15週（妊娠11週以降推奨）

妊娠初期の胎盤の一部である絨毛を採取して、赤ちゃんに染色体異常がないかどうかを調べる検査です。
21トリソミー（ダウン症候群）、18トリソミー、13トリソミーなどがわかります。
検査は、染色体検査(Gバンド)と微小欠失検査(マイクロアレイなど)を行うことができます。

羊水検査

検査時期

• ● 妊娠16～32週（妊娠17週以降推奨）

妊娠中期以降に、お腹の中の羊水を採取して赤ちゃんに染色体異常がないかどうかを調べる検査です。
21トリソミー（ダウン症候群）、18トリソミー、13トリソミーなどがわかります。
検査は、染色体検査(Gバンド)と微小欠失検査(マイクロアレイなど)を行うことができます。

• ● 非確定的検査は、リスク評価、スクリーニング検査として用いられる。
• ● 確定的検査は、確定診断ができる検査として用いられる。